キッチンからの嫌な臭い改善の参考になるかも…

そんな経験はありませんか?
いやむしろ、まさに今そんな状態ですか?
お客様から相談をいただく内容で、キッチン下からの異臭があります。
その原因の一つには、「防臭キャップ」にまつわることが挙げられます。
今回は、そんな「キッチンのシンクの下から嫌な臭いがする」問題について原因と対策をご紹介します。
臭いが漏れない仕組み!
①防臭キャップって何?

防臭キャップは、床下の排水管と、宅内の排水設備からのホースとの間に設置されています。
排水管は宅内の排水設備から出る生活雑排水を、公共の下水道管まで流していく通り道です。
排水管の中は、排水管内の汚れが原因の臭いや、また公共の下水道管からの臭いもあります。
蓋をしておかないとそれらの嫌な臭いが、お家の中に漏れてしまいます。

排水管と宅内排水設備からの蛇腹ホースなどのサイズが合わない場合、隙間が発生してしまうと、
そのガバガバの隙間から嫌な臭いが漏れてしまいますよね。
そこでこの防臭キャップが、排水管と排水設備からのホースの間のサイズギャップを埋めしっかり蓋をすることで、隙間からの臭いの逆流入を防いでいるというわけです。
②排水トラップ

さらに各排水設備には、トラップという貯めた水を蓋として嫌な臭いの侵入を防ぐ構造があります。
ワントラップや、S字トラップなど、排水設備の種類や設置場所によって様々ですが、構造上溜まった水が、嫌な臭いや虫などの侵入を防ぐ蓋になっているわけです。
それぞれの排水トラップについては、漫画で紹介していますので、ぜひご覧下さい。
第 1 話では、S字トラップ
第 2 話では、ワントラップ
第 3 話では、お風呂の排水トラップを紹介しています。
以上のように、
防臭キャップと、トラップの構造は、嫌な臭いの侵入から私たちの快適な生活空間を守ってくれているのです。
防臭キャップの確認方法の一例
一般的なご家庭のキッチンシンクの下の例ではありますが、以下のように取り外しと確認ができました。
まずは、化粧板を留めているネジを外しました。


化粧板を外すと、接続部が露出しました。

今回は、写真のように防臭キャップがズレて隙間ができてしまったことで、嫌な臭いが漏れてしまっていたようです。

防臭キャップをハメ直し対応完了です。
どうして防臭キャップが外れちゃったのか?
防臭キャップが外れてしまう原因はいくつかあるようですが、露出している蛇腹ホースなどに無理な力を加えてしまうと外れる場合があります。

キッチン下の収納が乱雑になっていると、蛇腹ホースなどに触れてしまい無理な力が加わった時に外れることも…。
また、
もともとの施工(取り付け)が甘かったり、
防臭キャップのサイズが配管と合っていなかったり、
というのも外れやすい原因に。
または、防臭キャップが劣化して割れてしまうとそこから隙間ができるということもあります。
防臭キャップの交換等のご相談もお気軽に
防臭キャップの交換等も対応しておりますので、
巡回サービスで担当の者が伺った際は、お気軽にぜひご相談ください。
以上、
キッチンシク下からの嫌な臭いについて、「防臭キャップが外れているかも」というお話でした!